オリンパス ペンなどフランジバックの短いミラーレス機が登場して、 マウントアダプターがあれば、これまで眠っていたオールドレンズが 使えるということで、ご他聞にもれず私も埃をかぶっていたライカの L マウントや旧いレンズを引っぱりだし、あれこれと楽しんでいる。 但し、ミラーレス機であっても残念ながら使えないレンズもあった。 それがこのジュピター12 35mm F2.8で、ご覧のように後玉が極端 に飛び出していて内部干渉してしまうのだ。旧いレンズには沈胴式や レンズ構成が対称型のものも多く、これらは装着が難しいのである。 実は最近までリコーM mount A12でも使えないと思い込んでいた。 ところが「日本カメラ」11月号で 澤村 徹氏の使用例記事を見て、 装着可能であることを知った。慌ててレンズの戸棚を探した次第..。 ちなみにこのジュピター12 35mm F2.8は戦前の銘レンズであった ビオゴン35mm F2.8 のデッドコピーである。ビオゴンのほうは今や 珍品で中古市場でも滅多に出てこない。出たとしてもBクラスの品物 でも5、6万の値がつくであろうところのマニア垂涎のレンズである。 一方こちらのジュピターは、時々市場で思いのほか廉価で見かける。 私は以前ソビエトから帰国した方から戴いたのだが、これがなかなか の解像力とコントラスト表現で、バルナックのライカIIIaやCanonに 装着して愛用していた。ビオゴンのコピーではあるのだが、その技術 はドイツに勝利したソビエトが、戦争の戦利品としてそのまま引き継 いだもので外観に僅かな違いはあるが、これ又銘レンズなのである。 小型軽量でGXRにピッタリ。廉価で見かけたならばお薦めレンズだ。 以下、拙い作例 注、周辺光量をレタッチで多少落としています。
by s-den
| 2011-11-03 15:29
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Comments(2)
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quitsme at 2011-11-04 09:20
そうなんです。これが使えるのは嬉しいですね
リヤキャップ困りますけどね^^) ぼくは元ボディでは動きがギクシャクしていたコンタックスマウントのほうを活かせました。
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s-den at 2011-11-04 10:25
quitsmeさん
そう、コンッタックスマウントも有るんですよね。 シルバータイプのものを見たことがあります。 私も暫く使っていなかったので、ヘリコイドがガリガリして 数十回まわしていたらスムーズに動くようになりました。 親父が昔、ビオゴン付バルナックを持っていたんですが、いつの間にかM3に替わっていた...(笑) |
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